1月「1月13日はサッカーゴール等固定チェックの日ーサッカーゴールの転倒による傷害を予防するために」
● サッカーゴールやハンドボールのゴール、防球ネットなどは必ず杭やおもりで固定します。
● こども達に、ゴールのクロスバーにぶら下がったり、ポストを揺すったりすると思ったより簡単に倒れ、重大な傷害を負う可能性があることを指導します。
参照:動画「サッカーゴール等固定チェックの日」
2月「豆は6つになってからー豆による誤嚥・窒息を予防するために」
● 乳幼児は、歯が生えそろっていない、嚥下機能が未発達である、などの理由から、ピーナッツなどの乾いた豆を口の中でうまくすりつぶすことができないので、5歳頃までは食べさせません。
● 豆が口の中にある時に、びっくりしたり泣き切ったりすると、あっという間に豆がのどの奥に入り込んでしまうことがあるので、5 歳頃までは豆を近づけません。
参照:動画「豆は6つになってから」
3月「自転車事故による重大なケガを防ぐために」
● こどもも保護者も自転車用ヘルメットをかぶり、頭部を保護します。
● 2023 年 4 月から、自転車用ヘルメット着用努力義務が全年齢に拡大されました。保護者の方もぜひヘルメットを。
参照:動画「Enjoy the Ride」
4月「窓からの転落を防ぐためにー家の窓に合った補助錠を」
● 窓に補助錠を取り付けて、こどもが窓を開けられないようにします。
● 補助錠を購入する際は、取り付ける窓の製造番号やレールの写真など必要な情報をお店に持参し、店員さんと相談しながら選ぶようにします。
● 補助錠を取り付ける際は、こどもに気づかれないよう、こどもが寝ているときや見ていないときに行うようにします。
5月「熱中症を防ぐために」
●こどもは汗をかきにくいー汗腺の数は 3 歳くらいでおとなと同じになりますが、汗腺 1個あたりの発汗量はおとなより少ないことを知っておきます。
●こどもの身体は熱しやすく、冷めやすいーおとなに比べ、こどもの方が体積あたりの日に当たる面積が大きくなります。
●水分と塩分をとるー水分だけとると低張性脱水になるおそれがあるので、ミネラルを含んだ飲料水を飲ませます。
●クルマの中に残さないーたとえ 5分であってもこどもをクルマの中に残さないことを徹底します。
6月「歯ブラシの突き刺しによるケガを予防するために」
●歯みがきは座って行うようにします。
●歯みがき中に転倒して歯ブラシが突き刺さることを防ぐために、先端部分が曲がる歯ブラシを使います。
参照:「歯ブラシによる事故」
7月「川や海でのおぼれを防ぐために」
● 出かける前に目的地の天候など、状況を調べておきます。
● 乳幼児は、保護者の「目」ではなく、「腕」の届く範囲で遊ばせます。
● こどももおとなもライフジャケットを着用します。
● サンダルやおもちゃが流されてしまっても、取りに行きません。
8月「花火の際のやけどを防ぐために」
● 水を入れたバケツを用意し、使い終わった花火はそのバケツの中に入れます。
● 足の甲に火種が落ちることがあるので、甲の部分が覆われた靴を履きます。
● 乳幼児には花火は持たせず、離れたところから見るようにします。
9月「4歳までは4つに切ってー大粒のぶどうやミニトマトによる誤嚥・窒息を予防するために」
●大粒のぶどうやミニトマトなどは、4歳頃までは4つに切って食べさせます。
●乳幼児のいる家庭や、幼稚園・保育園などでは、ミニトマトの栽培はしないようにします。
10月「ベランダからの転落を防ぐために」
●こどもがひとりでベランダに出ることのないよう、こどもの手の届かないところに補助的な鍵を取り付けて、 窓を開けられないようにします。
●室外機やプランターは、ベランダの柵から 60cm 以上離して置きます。
●柵のデザインが横桟の場合や、室外機などを柵から 60cm 以上離すことが難しい場合は、窓を開けられない対策を徹底します。
11月「家の中でのやけどを防ぐためにー手の届く範囲」
●こどもの手の届く範囲を知っておきます。
●やけどを防ぐための対策がとられた製品を使用します。
●テーブルクロスやテーブルランナーは使わないようにします。
12月「厚手の防寒着着用により、こどもが投げ出されることを予防するために」
●こどもをチャイルドシートに座らせるときは、ダウンジャケットなど厚手の防寒着を脱がせてから座らせます。
●寒さ対策のため、脱がせた防寒着はこどもの身体の上から掛けます。