【事故事例】 子どもが歯みがきをしながらソファのアーム部分（高さ50cm）に立ってしまったようです。 泣き声が聞こえ、慌てて見に行くと、歯ブラシを口にくわえたままフローリングの床にうつ伏せに倒れていました。 すぐに刺さっている歯ブラシを抜きました。柄の部分は取れたのですが、先端部分は見つかりませんでした。 ※参照文献：危険の科学 - 歯ブラシによる事故 【予防法】 座って歯みがきを習慣化 特に歩行が安定しない1~2歳児は転倒しやすいので、座って歯みがきをすることを習慣化しましょう。 歯ブラシは柄の一部が柔らかくなっていて曲がるものや、先端が喉に届かないように持ち手につばが付いてい

【事故事例】 子どもが嫌がって暴れたため、仕方なくチャイルドシートから降ろして運転していたところ、後続車に追突されました。 後部座席の中央部分に立っていた子どもは、フロントガラスを突き破り前方に飛び出してしまいました。 【予防法】 絶対！チャイルドシート 自動車乗車中の事故から身を守るには、チャイルドシートを着用する以外方法はありません。 日頃から「ここは〇〇ちゃんの席だよ」と習慣づけたり、ベビーシートやチャイルドシートに座ることが楽しくなるような工夫をしましょう。 参照　嫌がった時が命の分かれ目

【事故事例】 子どもをベビーカーに乗せ、友人と話に夢中になっていたら、子供が急に立ち上がり、バランスを崩して転落してしまいました。 下がコンクリートだったので、額に大きなコブができてしまいました。 【予防法】 ベビーカーに乗せるときは、肩と腰を固定 ベビーカーからの転落を防ぐには、腰回りだけを固定してもベルトから抜け出してしまう場合があるので、両肩も一緒に固定してください。 また、ベビーカーに重い荷物を引っ掛けていると、その重みでベビーカーが後方にひっくり返ってしまうことがあるので、重い荷物は掛けないようにしましょう。 ※参照動画（提供：国立研究開発法人 産業技術総合研究所） ht

【事故事例】 床に置いたバッグを取ろうと前かがみになった瞬間に、抱っこひもから子どもが滑り落ちてしまいました。 【予防法】 赤ちゃんと抱っこひもをつなげる 抱っこひものバックルや肩紐の調節が適切かどうか必ず確認しましょう。 また、抱っこひもを着脱する場合は、必ず低い姿勢で行ってください。 赤ちゃんと抱っこひもをつなげるベルトの使用を推奨します。 ※参照文献（日本小児科学会ホームページより） 　抱っこひもからの転落事例が「Injury Alert（傷害速報）」に掲載されています。 　https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0

【事故事例】 川遊びに出かけて遊んでいたところ、上流で雨が降ったことで急に増水し、子どもが流されてしまいました。 【予防法】 水遊びには必ずライフジャケットを 屋外では天候が急変することもあるので、子どもたちだけで水遊びをさせてはいけません。 また、大人が一緒にいても、水遊びをする際には必ずライフジャケットを着用してください。 特に、幼児の場合は、大人の手が届く範囲で泳がせるようにしてください。

【事故事例】 シャンプーをしているほんの数分間目を離していたら、首浮き輪をつけて浮かんでいたはずの子どもが、うつ伏せになって浴槽の中で浮かんでいました。 【予防法】 浴槽で首浮き輪は使わない 首浮き輪の空気量をこまめにチェックしましょう。空気が足りないと子どもの口が水没してしまいます。 また、首浮き輪は、子どもをしっかり見ていられるときに使いましょう。

【事故事例】 ほんの1、2分銀行のATMに寄るために、子どもを自転車から降ろさずにいたら、前後左右に体を揺らしたようで自転車が横に倒れてしまいました。子どもは花壇の縁石で頭を打ち、また全身打撲も負ってしまいました。 ※参照動画（提供：国立研究開発法人 産業技術総合研究所） https://www.youtube.com/watch?v=FTFKr6JVzXc 【予防法】 ヘルメットと乗降ルールを徹底 子ども自身が運転する時はもちろんのこと、 保護者の自転車に同乗する際にも必ずヘルメットは着用させてください。 また、ひとりで乗り降りができな子どもを乗せるときは、走り出す準備を整えてか

【事故事例】 子ども（1歳児）が、ミニトマトを丸ごと口に入れ、喉に詰まらせてしまいました。 ※参照動画（提供：国立研究開発法人 産業技術総合研究所） https://www.youtube.com/watch?v=wZq-VRpm--g ※参照文献（日本小児科学会ホームページより） ブドウの誤嚥による窒息事例が「Injury Alert（傷害速報）」に掲載されています。 https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0049.pdf 【予防法】 丸い食べ物は小さくカット ミニトマトやブドウなど、丸くてある程度の硬さがあり、外側が

【事故事例】 子どもが窓際に置かれていたソファによじ登り、2階の窓から網戸を突き破って3m下の地面に落下してしまいました。 【予防法】 足がかりを作らない 窓の場合は、そばにソファやベッドは置かないようにし、必ず施錠をしましょう。 ベランダの場合は、植木鉢や三輪車のように足がかりになるような物は置かないようにしましょう。

【事故事例】 子どもが床に置いた電気ケトルにつかまり立ちをし、ケトルを倒してしまいました。 沸かしたての熱湯が漏れ、子どもは右足を中心にやけどをしてしまいました。 【予防法】 電気ケトルは必ず湯漏れ防止機能付き 安全対策がされていない電気ケトルを倒してしまうと、10秒もしないうちにひどいやけどをしてしまいます。 電気ケトルを使用する場合は、必ず湯漏れ防止機能付きの製品を使用してください。 また、コードに足を引っ掛けて転倒させる事故も多発していますので、80cm以上の高い位置にあるコンセントにつなぎましょう。 乳幼児のいる家庭では、熱源は台所に集め、台所に立ち入らせないようにしましょ

【事故事例】 2階の部屋で子どもと遊んでいたらチャイムが鳴ったので、ベビーゲートのロックをせずに、急いで階段を降りて玄関に向かったところ、後を追ってきた子どもが階段から落ちてしまいました。 ※参照動画（提供：国立研究開発法人 産業技術総合研究所） https://www.youtube.com/watch?v=Xb_5U2brWyM 【予防法】 階段の出入り口は必ずロック 階段の上にも下にもベビーゲートを付け、必ずロックをし、子どもが勝手に階段内に入れないようにしましょう。 可能であれば、オートロック・オートクローズ仕様のベビーゲートを使用しましょう。 また、階段の下にはクッション

【事故事例】 子どもが寝ている部屋から急に泣き声が聞こえてきたので駆けつけてみると、畳の上でうつ伏せになって泣いていました。 ベビーベッドの柵は上げてあったのですが、柵の横桟に足をかけ、のぞき込んでいるうちに転落してしまったようです。 【予防法】 柵が越えられないように 寝返りが出来ない赤ちゃんでも、足で蹴って移動はできますので、ベビーベッドの柵は必ず上げておきましょう。 また、つかまり立ちが出来るようになると、柵を乗り越えて転落することがあります。つかまり立ちをしそうになったら、マットを一番低い位置まで下げましょう。合わせて、ベッドの中に踏み台になるようなものは入れないようにして

【事故事例】 お風呂の残し湯を洗濯機に移しながら、洗濯物を干していました。子どもが洗面所に入れないようにベビーゲートはつけていたのですが、出たり入ったりだったので、ロックはしていませんでした。洗濯物を干し終えてベランダから戻ると、子どもが浴槽に落ちていました。すぐに引き上げたので大事には至らなかったのですが、浴槽内に浮かんだままになっていたアヒルのおもちゃを取ろうとしていたようです。 【予防法】 残し湯をせずに、しっかり鍵を 子どもが2歳になるまでは、お風呂に残し湯をするのはやめましょう。 浴槽の縁の高さが床面から50cm以下の場合は、子どもがのぞき込むと転落しますので、 子どもが

【事故事例】 子どもが自転車に乗って下り坂を走っていたら、スピードが出過ぎてしまい、ブレーキをかけようとしたらしいのですが、ブレーキに指が届かず、十分に減速が出来ないまま壁に激突。そのまま自転車から投げ出されてしまい、ヘルメットもかぶっていなかったので、重大な怪我を負ってしまいました。 ※参照動画（出典：消費者庁「安全に自転車を乗りこなそう！」） 　http://www.caa.go.jp/safety/index16.html 【予防法】 ヘルメットと乗降ルールを徹底 子ども自身が運転する時はもちろんのこと、保護者の自転車に同乗する際にも必ずヘルメットは着用させてください。 また

【事故事例】 子どもがフード付きパーカーを着て玄関から外に出ようとした際に、玄関のドアノブにフードの部分が引っかかり、首が吊られた状態になってしまいました。 ※参照文献（日本小児科学会ホームページより） フード付きパーカーよる窒息事例が「Injury Alert（傷害速報）」に掲載されています。 https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0031.pdf 【予防法】 子ども服にフードはNG 子ども服に付属しているフードやひもなどがドアノブや把手（とって）、遊具の突起や手すりなどに引っ掛かって首が絞まり、窒息を引き起こすことが

【事故事例】 子どもに昼寝をさせている時、胸の辺りまで掛けていたブランケットがいつの間にか子どもの口と鼻を覆い、危うく窒息しそうになってしまいました 【予防法】 寝顔をふさがない 乳児期にはうつぶせ寝は避け、敷布団は子どもの顔がもぐり込まない硬さのものを使用するようにしましょう。 （スリーパーなどを活用すると、顔をふさがないので安心です） また、子どもが寝ているそばには、枕やぬいぐるみ、スタイなどは置かずに、子どもが寝ている上にモノを吊るすこともやめましょう。